妊娠中や小さなお子さんを連れての引越しは、ただでさえ疲れてしまい大変ですよね。それに加えて、子育て期はおむつ代や教育費など、これから何かとお金がかかる時期。できるだけ家賃や初期費用を抑えて、広い家に住みたい…!と思うのは当然のことです。実は、私もこれまで17回の引っ越しをする中で、物件探しには頭を悩ませてきました。子供の安全や治安、十分な広さは譲りたくないけれど、予算には限りがある…。
そんな葛藤の末に行き着いたのが、絶対に譲れない条件を絞り込み、家賃が下がる狙い目をピンポイントで突く方法です。今回は、私の実体験から学んだ、妊娠中・子連れ引越しで物件の家賃や初期費用を抑える4つのコツを解説します。この記事を読めば、予算内で家族が安心して暮らせる最高の物件を見つけるヒントが見つかるかもしれません!
コツ①:駅徒歩のこだわりを捨てて、平米数と周辺環境を取る
家賃を抑えつつ、家族がのびのび暮らせる広さ(平米数)を確保するために、まず見直したいのが駅からの距離です。一般的に、駅徒歩5分圏内と20分圏内では、同じ広さでも家賃が数万円単位で変わってきます。
毎日駅を使わないなら駅遠は家賃節約ポイント
もしご夫婦のどちらか、あるいは両方が在宅ワーク中心もしくは車通勤の生活であれば、毎日駅に行く必要はありませんよね。駅徒歩20分と聞くと遠く感じるかもしれませんが、以下のように考えてみると実はそれほど不便ではないことに気づきます。
- たまの外出なら、駅まで徒歩20分は歩けない距離ではない
- 自転車なら約10分、車なら約5分で駅に着く
- 毎月の固定費の家賃が大幅に浮く
駅前の喧騒から離れることで、むしろ閑静で子育てしやすい住宅街に出会えるチャンスも高まります。
駅ではなく生活必需・教育施設の徒歩圏内を狙う
駅へのアクセスを妥協する代わりに、子育て世帯が毎日使う施設への距離は妥協しない方がよいでしょう。物件探しの際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 買い物環境: スーパーやドラッグストア、ショッピングモールが徒歩圏内にあるか
- 保育園・幼稚園: 送迎ができるか、または通いやすい近い場所にあるか
- 小学校への距離: ここが一番の重要ポイントです!下記実体験をご覧ください!
実体験からのワンポイントアドバイス!
園の送り迎えは車や自転車でカバーできても、小学校は子ども自身が毎日歩いて通います。あまりに遠いと日々の通学が心配ですよね。小学校からは1km以内、できれば500m前後の物件を狙うと、親としても安心ですし、子どもへの負担も少なくて済みます。
コツ②:築年数は1982年築以降を狙い、安全性と安さを両立する
家賃を抑えたいけれど、古い物件は地震が起きたときに怖い…。妊娠中や小さなお子さんを抱える身としては、建物の安全性は絶対に妥協できないポイントですよね。そこで狙い目なのが、築年数は古めだけれど、国が定めた安全基準(耐震基準)をしっかり満たしている物件です。
1982年以降の物件なら、最低限の耐震性はクリア!
日本の建物の耐震基準は、1981年(昭和56年)6月に大きく法改正されました。これ以降の基準を新耐震基準と呼び、震度6〜7クラスの大地震でも倒壊しない頑丈さが義務付けられています。そのため、建築期間も考慮して1982年(昭和57年)以降に建てられた物件であれば、築年経過していても構造上の安全性はしっかりと確保されています。さらに木造物件であれば、より基準が厳格になった2000年(平成12年)以降の物件を目指すと、より安心感が高まります。築年数が経過している分、新築や築浅に比べて家賃が驚くほど安く設定されているのが最大のメリットです。
狙うべきは「水回りがリフォーム済みの物件」
築年数が古くても、快適に、そして衛生的に暮らすためのポイントがあります。それが水回り(キッチン、お風呂、トイレ、洗面所)がリフォームされていることです。家賃が安いからといって、水回りまで古い物件を選んでしまうと、以下のようなトラブルに繋がることがあります。
- トイレが詰まる
- お風呂のお湯がいきなり水になる
- 排水口からの臭いやカビが気になる
実体験からのワンポイントアドバイス
妊娠中や赤ちゃんとの生活では、毎日のお風呂やトイレの衛生面には特に気を配りたいものです。生活インフラである水回りのトラブルは、子育て中のただでさえ忙しい毎日にとって大打撃になります。 構造は1982年以降で頑丈、でも室内(特に水回り)はピカピカにリフォームされているという物件を探すのが、費用を抑えつつ安心して暮らすための最高の裏ワザです。
コツ③:引越し時期!業者が高騰する3月を避けて、引越し費用を抑える
物件にかかる初期費用だけでなく、忘れてはならないのが引越し業者に支払う費用です。初期費用をトータルで安く抑えたいのであれば、可能なら3月の引越しはできるだけ避けるべきです。
3月は新生活や転勤、入学が重なる引越し業界の超繁忙期。この時期だけは、通常の2倍〜3倍近くまで料金が跳ね上がることが珍しくありません。妊娠中や子連れの引越しは、荷物も多く、また、子育てしながらの梱包作業は厳しいこともあります。なので、梱包を業者に任せてしまうプランなどを利用することも多いでしょう。しかし、そうすると、さらに目が飛び出るような金額になってしまいます。
もし、引越しのタイミングを自分たちでコントロールできるのであれば、3月(および4月上旬)を避けて、時期を少しズラすだけで、何万円、時には十万円以上の初期費用をあっさりと浮かせることができます。
コツ④:家財の買い替えをなくして、新生活の出費を抑える!
物件を探す時、多くの人が家賃や敷金・礼金ばかりに目を奪われがちです。しかし、実は引越しで地味にお金が飛んでいくのが新居に合わせた家具・家電・カーテンなどの家財の買い替え費用です。ここを徹底的にガードするために、今の持ち物が買い替えなしでそのまま使える物件を狙い撃ちしましょう。
家電の置き場と搬入経路の寸法を内見時に測る
特に冷蔵庫や洗濯機は、設置スペースがある程度決まっています。せっかく家賃が安い物件を見つけたのに、手持ちの冷蔵庫が入らなくて買い替える羽目になった…!となっては本末転倒です。 内見の際には必ずメジャーを持参し、設置スペースの幅や高さを測りましょう。また、置き場だけでなく玄関のドアや廊下の曲がり角を問題なく通れるか、搬入経路の確認も必須です。
今のカーテンが使い回せる窓の物件を選ぶ
盲点になりやすいのがカーテンです。 窓のサイズや数が前の家と変わってしまうと、カーテンを新調することになり、トータルで数万円の出費になってしまいます。今の家と同じサイズの窓がある物件を選べば、カーテン代が丸ごと浮きます。
実体験からのワンポイントアドバイス
引越しの際、カーテンを入れた段ボールに「すぐ開ける!カーテン」と大きく目印を書いておきましょう。新居に着いてすぐに設置できるので、注文したカーテンが届かなくて、夜なのに外から丸見え!なんてトラブルも防げて一石二鳥ですよ!
トータルコストを抑えて、賢く快適な新生活をスタートしよう!
妊娠中や小さなお子さんを連れての家選びは、妥協できない条件が多くて予算オーバーになりがちです。ですが、視点を少し変えるだけで、安全や暮らしやすさを守りながら、家賃や初期費用をグッと抑えることができます。
今回ご紹介した4つのコツをもう一度振り返ってみましょう。
- 【立地】 毎日駅を使わないなら駅徒歩20分を選び、買い物環境や小学校の近さを優先にする→家賃ダウン
- 【築年数】 安全な1982年以降(新耐震基準適用)を狙い、水回りがリフォーム済みの物件を選ぶ→家賃ダウン
- 【引越し時期】 業者が高騰する3月は避けて、引越し費用を抑える→初期費用ダウン
- 【寸法・間取り】 手持ちの家電やカーテンがそのまま使える物件を選んで、買い替え費用を抑える→初期費用ダウン
物件自体の価格(家賃・敷礼)だけでなく、引越し時期や入居後の買い替え費用まで視野に入れてトータルでコストを削ることこそが、失敗しない最大のポイントです。全てを完璧に満たす物件を探すのは大変かもしれませんが、自分たちの家庭にとって絶対に譲れない軸を決めておくと、家探しは一気にラクになりますよ!これから始まる新しい暮らしが、ご家族の皆さんにとって笑顔にあふれた快適なものになりますように。この記事が、物件探しの参考になれば嬉しいです!

