子どもの誕生や入園・入学といったライフステージの変化を迎えると、頭に浮かぶのがこれからの住まいですよね。子どもには転園や転校をさせず、安定した環境でのびのび育てたいから、そろそろ持ち家かな?でも、家族が増えてこれからお金もかかる時期。今のまま賃貸で様子を見た方が安心かも…妊娠中や子連れでの引っ越しは、ただでさえエネルギーを使うもの。そこに持ち家か、賃貸かという人生の大きな選択が重なると、頭がパンクしそうになってしまいますよね。
結論から言うと、子育て世帯にとってどちらかが絶対的な正解ということはないでしょう。大切なのは、今後の予定も含めての子どもの数、仕事、お金の状況など、今の我が家のリアルな状況にどちらがフィットするかです。
そこでこの記事では、これまでに17回引っ越しを経験してきた双子含む3児ママの私の視点から、持ち家と賃貸のメリット・デメリットを子育て目線で比較してみます!あなたの家庭の最適解が見つかるよう、ケース別にどちらがオススメかをわかりやすく解説します。
ライフステージに合わせる!賃貸の4つの子育てメリット
子どもの成長や家族の状況に合わせて、フットワーク軽く動けるのが賃貸の最大の強みです。
①家族の人数に合わせて、柔軟に住み替えられる
子育て期は、家族の人数が予想外に変わることもあります。実は我が家も、2回目の妊娠のとき、まさかの双子だと判明!一気に子どもが3人になりました。さすがにそれまでの家では狭くなり、すぐに広い物件へ引っ越しました。これができたのも賃貸だったからこそだと実感しています。住む人数と広さが一致していないと生活しづらいからこそ、柔軟に動けるのは賃貸の大きなメリットです。
②転勤になっても、家族一緒に行動できる→経済的メリット大!
転勤族の場合、持ち家があると単身赴任を選ぶケースも増えます。しかし単身赴任になると、ほぼ四六時中ワンオペ育児になりかねません。さらに経済面でも、住宅ローンと赴任先の家賃の二重払いが発生。電気・ガス・水道や光回線など、本来まとめられるはずの固定費がすべて2倍になり、休日の自宅への往復運賃もかさみます。子育て中で出費を抑えたい時期に、この二重生活の出費はかなりの痛手。赴任先に家族でついて行ける賃貸は、金銭的にも大きな防衛策になります。
③引っ越しのたびに、強制的に家が片付く!断捨離のチャンス!
ライフステージに合わせて引っ越す際、新居にはゴミを持っていきたくない!と思いますよね。賃貸の引っ越しは、この上ない大掃除と、盛大な断捨離のチャンスになります。引っ越すたびに家が片付き、すっきりと整った環境で子育てをリスタートできるのは、隠れたメリットです。
④ローンを抱えずに済む安心感
持ち家をキャッシュで買える家庭は少数派で、多くの場合は住宅ローンという将来の不確定なお金の約束をすることになります。もし怪我や病気で働けなくなったり、収入が減ったりしたとき、ローンは重くのしかかります。その点、賃貸なら万が一のときでも、家賃の安い物件へ引っ越して固定費を下げるという選択が可能です。
腰を据えてのびのびできる!持ち家の4つの子育てメリット
一方で、同じ場所に長く、自分たちの理想の環境を作って暮らせるのが持ち家の魅力です。
① 理想の子育て環境にカスタマイズできる
賃貸では絶対にできないような自分たちの家庭のためだけの家を作れるのは、持ち家ならではのメリットです。例えば、明るい吹き抜けがほしい!洗濯物がすぐ干せるサンルームがほしい!おもちゃをスッキリしまえる屋根裏収納がほしい!といったこだわりや、オシャレなデザインも思いのままに実現できます。
②地域のコミュニティができて、ワンオペを支える可能性
同じ場所に住み続けることで、地域のコミュニティが自然とできあがります。子どもと同じ保育園・幼稚園や小学校に通うお友達が近所にいれば、ママ友・パパ友としてのお付き合いが生まれ、何かあったときに支え合える人脈になります。孤立しがちな子育て期に、近所に頼れる人がいるのはとても心強いものです。
③学校・医療機関・美容室などが固定になる安心感
転園や転校は、大量の手続きが必要なだけでなく、子ども自身も馴染むまで不安を抱えがちです。持ち家なら、学校だけでなく、かかりつけの医療機関も固定できて安心です。また、髪質や好みを分かってくれる馴染みの美容室に通い続けられるなど、相性が大切な施設を迷子にならずに使い続けられるのも、生活のストレスを大きく減らしてくれます。
④将来的な資産(投資)としての価値がある
賃貸の家賃は掛け捨てですが、持ち家は最終的に資産になります。私の友人は、学習スペースや来客用の部屋、フィットネスなどの充実した共用スペースがついたマンションに住んでおり、価値が下がりにくい物件だから、値上がりしたタイミングで売却して新しい家を買うのもアリと話していました。地価の変動や物件の価値を視野に入れれば、持ち家はある種の投資として家族の未来を守る盾にもなります。
結論!あなたはどっち?タイプ別のおすすめの選択
ここまで紹介した特徴を踏まえて、結局どちらを選ぶのが正解か、あなたの家庭の状況に合わせて診断してみましょう!
賃貸を選ぶとよいのは、こんな家庭!
- まだ子どもの人数が変わる可能性がある
- 転勤の可能性があり、家族一緒の時間を大切にしたい
- 将来の収入変化や、ライフプランの変更に柔軟に備えたい
この先、家族の形や仕事がどうなるかまだ読めないという時期であれば、無理に大きな買い物をせず、フットワークの軽い賃貸で様子を見るのが、気持ち的にも金銭的にも一番の安全策になります。
「持ち家」を選ぶとよいのは、こんな家庭!
- 理想の間取りや、こだわりのデザインで子育てをのびのび楽しみたい
- 同じ地域に腰を据えて、子どもに安定した環境や幼馴染を作ってあげたい
- 家賃を掛け捨てにするのではなく、将来の資産(投資)として残したい
この地域で、この家族の人数で育てていく!という覚悟や軸が決まっているなら、持ち家はこれ以上ない強力なパートナーになり、家族の満足度を高めてくれます。
今の我が家のリアルに耳を傾けよう
妊娠中や子連れでの家選びは、これからの家族の未来を左右する大きな決断です。周りの「そろそろ家買った方がいいよ」「今は賃貸の方が気楽だよ」という声に、焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、子育て世帯にとっての正解は、100家庭あれば100通りあります。大切なのは、世間の常識ではなく、今の我が家の、子どもの数、仕事、お金の状況というリアルな現実を見つめることです。
我が家も、まさかの双子妊娠という想定外のライフステージの変化があったからこそ、賃貸のありがたみを身に染みて感じました。でも、もし違うライフスタイルの家庭だったら、早くから理想の持ち家を建てていたかもしれません。
どちらを選んでも、家族みんなが笑顔で過ごせれば、それがあなたの家庭にとっての大正解です。ぜひ、家族と一緒に自分達の家庭が一番大切にしたい軸は何か?をじっくり話し合ってみてくださいね。
